ぼくは周りが引くほど頭が悪かった。
というほどのレベル。
高校2年生の3月、公務員志望だったぼくは、公務員試験に向けて必死に勉強していました。
ところが、あるとき
と、ぼくの直感が騒いでいた。
そして、高校3年生4月、ぼくは『大学進学』という道を選び、公務員用の勉強は捨て、すべてを切り替えた。
高校3年生4月時点のぼくの偏差値は34(国・英・社)。
客観的にみれば、かなり絶望的である。
と考えていたぼくは、1日の勉強と行動のスケジュールを徹底的に管理し、効率の良い勉強を心がけた。
この記事では、アホなりに考えぬいた、ぼくの『勉強スケジュール』をシェアします。
ぼくはこの勉強スケジュールに従って勉強した結果、偏差値が34から70まで上がり、無事大学生になれました。
1週間、あなたの体に合うかこのスケジュール試してみてください。
合わなかったら、また違う方法を試してみましょう。
▼動画はこちら
約15時間勉強スケジュールの受験生の1日(4時起床、22時就寝)

夜は1日の疲れで眠くなるし、次の日に影響がでてしまう、ということを知っていたので、絶対夜更かしはしませんでした。
徹夜してもその日限りで忘れる、ということを経験でわかっていたので、夜更かしはしないように注意しました。
夜更かしではすぐに忘れてしまうので、いわゆる短期的な記憶しか身につきません。
受験に必要なのは、長期的な記憶です。
眠気は勉強の最大の敵。
いくら勉強時間を確保できても、集中できていなければ意味がないので、睡眠時間を削って勉強することだけは、できるだけしないようにしていました。引用元:データでわかる難関大合格者の9月の勉強時間と睡眠時間 Benesse
当時のぼくは、睡眠のゴールデンタイムは「22時から2時」と思っていたのですが、どうやら必ずしもそうではないという情報が入ってきて困惑していました。
と「とりあえず、やってみる」で試してみました。
そして運良く、YouTubeで東大生が解説する「勉強スケジュール」をみつけました。
と自分の戦略には効果がある、と確信をもてて自信がつきました。
「夜はどういう勉強するの?」と気になる方は「【朝型勉強で偏差値70】受験勉強を極めるなら夜型の生活はやめよう」もあわせてどうぞ。

「東大生の勉強スケジュール」を試した結果、ぼくが朝型のスケジュールにあっていることに気づいた
東大生も実践していた勉強スケジュールは、めちゃくちゃ効果がありました。
自分だけにおさめるのはもったいないと思って、周りの友達にも自慢するぐらい。
受験生の1年間、ぼくが過ごした勉強スケジュールは具体的にリストにするとこんな感じです。

4時 | 起床 |
---|---|
4時半〜7時 | メインの勉強 |
8時〜16時 | 学校で勉強 |
16〜18時 | 家でご飯の時間まで勉強 |
18〜20時 | ご飯+お風呂 |
20〜22時 | 復習 |
22時 | 就寝 |
要約だけみても詳細が伝わらないと思うので、この記事で、それぞれの時間、どのように過ごしていたか詳しく解説していきます。ぜひルーティンにしてください。
休日の過ごし方は「【休日編】独学でも休みは必要!大学受験の勉強スケジュール」が参考になると思います。

受験勉強を始めるまえに知っておきたい対策知識
以下の3つは受験勉強するまえに知っておくと効率良く勉強できるでしょう。
- 効率よく記憶する秘訣は『復習』
- 1日の勉強範囲は前日に決める
- 予定通りに勉強できないひとがほとんど
勉強で知っておくべきこと①「効率よく記憶する秘訣は『復習』」
効率よく記憶するには『エビングハウスの忘却曲線』は知っておいたほうがいいでしょう。
このグラフから人間の記憶の仕組みが2つわかります。
人間にとって、忘れることは当たり前。
忘れてしまうのは、脳が自動的に「この情報は必要ないな」と弾いてしまうから。
脳に必要ないな、と思わせないためにも復習が必須なのです。
復習をしていると、情報に触れる回数が増え、脳が「これは必要な情報なんだ」と騙されるのです。
脳が騙され、情報を弾かなくなると、すぐに忘れてしまう短期記憶は「長期記憶」に変わります。
長く覚えていられる記憶のことを「長期記憶」と呼んでいます。
脳の保管庫に格納された状態です。
パソコンでいえば、ハードディスクに記録された状態に当たります。
受験勉強はこの「長期記憶」に入っている情報がどれだけ多いかの勝負です。
ぼくの場合は、以下のタイミングで復習していました。
復習を繰り返すために、勉強した内容と日付はきちんと記録していました。
勉強した内容すらも忘れる可能性があるからね。
ちなみに、復習するときは、ノートをみて勉強した部分を見直すだけ。
「この復習のやり方じゃ、1日に復習する内容めちゃくちゃ多くなるじゃん!」といいたくなるのもわかります。
そういった質問をたくさんいただいたので、ぼくなりの回答をラジオで配信しました。
気になる方はぜひ聞いてくださいね。
話した👏🏻
「受験勉強はどのように復習していましたか?」という受験生のお悩みにお答えしました。ブロガーさんはあまり興味ないかも…?
受験生のフォロワーさんいたら、聞いてください!そしてコメント待ってます。
— りっくんの電光石火👟 (@rikkunblog) 2018年6月3日
勉強で知っておくべきこと②「次の日の勉強範囲は、就寝前の1日の振り返りと一緒に決めておく」
寝る前にこの2つの確認は、ちゃんとやっておきましょう。
朝はとても集中できる時間です。
聖域であるその時間を無駄にしないためにも、前夜にすませておくのがベストでしょう。
また、振り返りや勉強範囲は頭の中ではなく、きちんとノートに書くことをオススメします。
文字にして目に見えるように変化させると、思考が整理されます。
勉強で知っておくべきこと③「予定していた通りに勉強が進まなかった…ということは誰でもある」
上手くいかなかったときは、「なぜダメだったのか」「なにが原因なのか」ということを考えるようにしましょう。
原因を見つけない限り、同じ問題が起こる可能性が高いので、早めに原因をみつけて解決策を考えましょう。
予定通り勉強ができなかったときの原因は、ぼくの経験から予想するにだいたいは以下の2つです。
あてはまるようでしたら、休憩のタイミングを調整したり、勉強範囲を修正しましょう。
いったん休憩として「ここまでのまとめ」を置いておきますね。何度も確認しながら進めてください。
- バカはバカなりの作戦を立てる
- 寝不足にならないようにスケジュールを組む
- メインの勉強は朝
- 毎日きちんと振り返る
- 「復習」が受験勉強で最も重要
- トライ・アンド・エラーで改善を重ねる
- とりあえず、試してみる
ちなみに具体的な「受験勉強のやり方」と「集中して勉強する5つの方法」も解説しているのであわせて読むことをオススメします。
受験生が1番効率よく勉強できる時間帯『午前』
4:00:起床
白湯の作り方は下記のとおり。
- やかんor鍋にお水を入れ、蓋をして火にかける
- 沸騰したら蓋をとり、そのまま沸かし続ける
- 10~15分ほど沸かせば完成です。
ストレッチを体が目覚めたら、さっそく勉強開始です。
「朝4時に起きたら1日眠たくなる」という方は「眠いと言い訳しなくなる3つの方法」をご覧ください。言い訳させないぞ。
4:00~7:00:過去問など重めの勉強後、復習を全力でする
朝の邪魔な思考がなくクリアなので『集中力のゴールデンタイム』と呼ばれています。
この時間帯は過去問など頭を使う重めのものを勉強しましょう。
そして、朝の重めの勉強を終えたら、復習をこなしていきましょう。
復習のタイミングに従って、以下の4日分の復習をします。
7:00~7:30:学校の準備など日常雑務
- 朝食を食べる
- 着替える
などをパパっと終わらせ、学校を目指します。
ここは勉強というより日常の雑務ですね。
7:30~8:00:登校のため自転車を漕ぐ
自転車通学だと、本も読めませんし、リスニングもできないので、ふと思いついた言葉を英語にできるか試していました。
「あれの英語なんだっけ?」と思い出せなかったら、以下のタイミングでチェックしていました。
大事なのは、「気になったらすぐ調べる」でして、好奇心の勢いにのせて調べると不思議と記憶に定着します。
「あとで」というのは一生きませんからね。「今」だけに集中しましょう。
ちなみに、ぼくが使っていた単語帳は1つだけです。
ぼくの知り合いは、この1冊だけで同志社大学に合格しました。
『賢くなりたい』『受験を成功させたい』というひとだけ使ってみましょう。
リスニングの練習もしたい方はこちらもあわせてどうぞ。
英文法は『Forest』で十分でしょう。
8:00~8:45:授業が始まるまで自由な時間
受験生からの質問かな?🤔
その時間はね、授業がはじまるまでの空き時間だったので、友達を話したり好きなことしていました!! #peing #質問箱 https://t.co/tYneJG6nRz pic.twitter.com/MPUveLBgfE
— りっくん × 瞬間ブロガー (@dscrx100love) 2018年4月13日
学校にいる間はほとんど勉強していたけど、以下のタイミングだけは休憩してました。
眠くなったら、休憩時間を使って仮眠をとったりもしていましたね。
ちなみに勉強内容は、ガッツリ『復習』です。
8:45~12:45:学校の授業は一切聞かないで自分の勉強をする
逆に、通っている高校が進学校なら、授業で過去問を取り扱ったりするはずなので、受験勉強にフル活用しましょう。
自分の勉強をしていた授業を無視していると、先生に「話を聞け」と注意される場合があるかと思います。
ぼくの場合、注意されたときは
と、しっかり自分の気持ちを伝えました。
すると、真剣度が伝わったのか、先生たちがみんな協力的になってくれました。
生徒の人生を邪魔する権利は先生にはないからね。
また、授業中の教室がうるさかったら、授業中であろうと耳栓をつけたりして自分が勉強しやすい環境を作りましょう。
ぼくがやっていた「勉強のしやすい環境作り」の方法は2つあります。
周りが自分のために変わってくれることはほぼありません。
自分で変えていかないといけないことを知っておきましょう。
最強の環境作りは「大学受験で最初にやるべき6つのこと」を参考にどうぞ。
ぼくが使っていた耳栓はこちら。コスパもいいので学生に最適です。
プラン通りに勉強するために、集中力が落ちる『午後』を使いこなそう
12:45~13:30:学校内の唯一の休憩時間(昼休み)
ぼくの場合、友達や仲の良い先生と話したり、図書室に行ったり、自分のしたいことをしていました。
また、この昼休みあたりからは、徐々に眠気が襲ってきます。
早朝から勉強しているので仕方ありません。
眠くなったら、我慢せずに15分ほど寝ましょう。
13:30~15:20:授業(午前同様で自分の勉強)
この時間になってくると疲れが溜まってきているはずなので、単語帳や、サクッとできる問題集など、軽めな勉強をしましょう。
15:20~16:00:学校が終わり、すぐに帰宅
ダラダラ学校に残ってもあなたの勉強は進みません。
覚えておいてほしいのですが、自分が賢くなるのは、自分でコツコツ勉強しているときだけです。
学校に居残りすると頑張っている気分になるかもしれませんが、それは一種の逃げです。
16:00~16:20:夜の勉強に備えて少し睡眠
仮眠は「ぐっすり眠れない場所」でしましょう。
20分以上の睡眠は、脳が休んでしまうため厳禁。
16:20~18:00:晩御飯まで勉強
ご飯を気持ちよく食べるためにも、この時間を踏ん張ってやりましょう。
18:00~20:00:晩御飯+お風呂などのフリータイム
ずっと勉強するのは案外できないんですよね。
定期的な『息抜き』を挟む必要があります。
20:00~22:00:最も重要な復習時間と翌日の勉強内容の決定
ちなみに、ぼくは寝るまえにも白湯を飲んでいました。
体調を整える効果があるので、ぜひ試してみてください。
- やかんor鍋にお水を入れ、蓋をして火にかける
- 沸騰したら蓋をとり、そのまま沸かし続ける
- 10~15分ほど沸かせば完成です。
復習をしたら、次に1日の振り返りをします。
振り返りをして、どこか不具合があったら、修正をして翌日に繋げましょう。
振り返りが終われば、ラストです。
翌日の勉強範囲を決めましょう。
22:00~4:00:一日が終わりようやく睡眠
ぼくはアラームアプリとして「Sleep Cycle」を使用していました。
睡眠を制するひとは受験を制するのは間違いないので、ぜひとも使ってみてください。
また、快適な睡眠をとりたい方に使ってほしいのが「アイマスク」。
ぼくはこれを使ってからほんとぐっすり眠れるようになりました。
騙されたと思って使ってみてくださいね。
「便利な3つの勉強グッズ」も紹介しているのであわせてご覧ください。
受験生のスマホに入れおきたいオススメアプリ
英語やニュース関係のアプリです。一度使ってみてください。
ぼくが使っていた英語関係の参考書まとめ
これらを読み込めば、同志社の入試問題もすらすら読めます。
塾に通わず勉強するなら「スタディサプリ」がオススメ
「スケジュールを考えて勉強するといっても、自分の勉強の仕方や内容が間違ったら意味がないじゃないか」という意見をいただいたのでお答えしますね。
ずばりそういう方には「スタディサプリ」をオススメします。
かんたんに説明すると、自宅でもスマホから講座を受けれるサービスですね。
ぼくが受験生だったら間違いなく使っていたと思います。
なぜなら、「家で勉強したい」から。
わざわざ塾にいく必要がないし、いつでも好きな時間に勉強できる。
引きこもって勉強したい学生にとって便利なサービスです。
良い点①「シンプルに安いのに講義内容の質が高い」
大学受験のために塾へ通おうとしたら、ものすごくお金がかかるじゃないですか…。年間で数十万もあたりまえ。
ぼくは、家は裕福じゃなかったので塾にはいったことがありません。
同じような方も多いのではないかと思います。
家が裕福でなくても使えるサービスが「スタディサプリ」
値段は2種類あり、安いのであれば月額1980円です。
「高いほうが良いんじゃ…」と思うじゃないですか、ご安心ください。
みれる講義の数はまったく同じです。
4万本以上の講義がたった月980円で見放題。
「ベーシックコース」と「合格特訓コース」の違いは以下の表をご覧ください。スマホの方は横にスライドできます。
コンテンツ | ベーシックコース 1980円 | 合格特訓コース 9,800円 |
5教科4万本の神授業 | ◯ | ◯ |
志望校向け学習プラン | × | ◯ |
個人担当コーチ | × | ◯ |
14日間無料お試し | ◯ | ◯ |
ぶっちゃけ、ベーシックコースで十分だと思います(約5倍の9,800円は高すぎる)
1年間使ったとしても11,760円って破格すぎます。
「塾に行かせてくれない」というあなたでも、月1980円だからって言えば使わせてもらえるでしょう。
経済的にも優しいので使わない手はないですね。
ちなみに、初めて使う方には「無料期間14日間」があるので一度使ってみてください。
良い点②「物理的に塾に行かなくていい。親が勉強している姿をみれる」
「スタディサプリ」の良い点は「家で受講できる」ことです。
学生からすると塾まで通うのってぶっちゃけめんどくさいじゃないですか。
親目線で考えても「本当に塾でちゃんと勉強しているのかな?」と不安になるはず。
1人で黙々と勉強したい学生にも、勉強しているか不安になる親にとってもちょうどいいサービスです。
登録はたったの3分です
登録するには「スタディサプリ」のページに飛び「14日間無料体験!今すぐ会員登録」をクリック。

そして、今の学年を選択し、登録を進めていきます。
支払い登録がおわれば、もう4万本の講義見放題です。
登録はたった3分ですむので、ささっと申し込んで勉強しちゃうのが得策ですね。
「月1980円だから!」と親にお願いしたらいけるはずです。
下記のボタンから講座の詳細をチェックできるので、詳しくみたい方はどうぞ。
この記事を見つけたあなたが賢くなることを祈っています。
\ 14日間無料体験できます! /
※3月15日まで最大3,000円キャッシュバック中
【追記】受験勉強に関する動画6個まとめ
おわりに「受験勉強は時間管理で差が開く」
時間管理の大事さが伝わったのではないでしょうか。
独学でやると、自分自身で環境を厳しくするしかありません。

この早朝からはじめる勉強スケジュールは『22時就寝』で、目的から逆算して勉強を進める必要があります。
慣れるまでは大変ですが、慣れると徐々に知識が増えてくる実感が湧いてきます。ほんとに。
初めにも書きましたが、すべての受験生が早朝生活スタイルに合うとは思いませんが、一度は試してほしいです。
やってみたら、「めちゃくちゃ捗るやん!」ということがあるかもしれません
この記事を読んだ受験生の結果が、よくなりますように。

追記「大学に受かった学生向けの記事の紹介」
大学生ってこんな感じなんだというのが伝わるはずです。 合格後のイメージを膨らませるのがオススメ。
【追記②】受験に間に合う気がしない方へ
大丈夫。
そうやって「全然勉強してないけど間に合うかな?」と不安がっている時間が一番もったいない。
この記事を読んでも不安になるなら、おそらくしっかり読んでいない証拠です。
ブックマークをし、何度も読み、紙にメモするぐらいの勢いがないとダメ。
大丈夫だから。いつからだって間に合う。「今」を大切にして勉強しよう。
おまけ(朝型生活した人だけが見れる朝日)
ほんとの最後に「勉強時間がすべてじゃない」
ここまで1日でどれだけ勉強にあてていたか、書いてきましたが、本当に大事なことは勉強時間じゃないってことを忘れないでください。
勉強はやらないと意味ない。けど、ひたすらやればいいってことでもありません。
自分の進み具合や勉強の方向性を、こまめにチェックしつつやっていく。
トライ・アンド・エラーの精神が大事なんです。