ぼくは中学生の頃、まともにテスト勉強も受験勉強もしていませんでした。
もちろん、高校受験は失敗。
付き合っていた彼女にも見放され、なにもかもが崩れていきました。
しかし、高校生になると、独学の熱が入り結果的には偏差値70まであがったんですよね。
大学受験を成功しただけでなく、「勉強ってこうすればいいのか」と体感的にわかったものがあります。
ずばり、受験に大事なものは「勉強スケジュール」と「モチベーション」の2つです。
勉強スケジュールを組むと、毎日迷わず勉強できます。
勉強スケジュールについては「ぼくの偏差値を70にした一日の勉強時間とスケジュール」に詳しく書いてあるので読んでみてください。
そこの受験生であるあなたには参考になるはず。
そして、本記事では「モチベーション」について解説します。
「受験勉強のやる気がでない/モチベーションがない」と悩んでいるあなたを解決まで導いていきます。
本記事を読んで、素直に従うことであなたもガツガツ勉強できるようになります。
「やる気がでない」と周りが悩んでいるうちにあなたは勉強をして差をつけられる、ということです。
当時のぼくがそうであったように。
この記事で、中学生の頃の自分みたいに失敗を繰り返す受験生が減りますように。
受験勉強のやる気がでない理由は3つあります
「やる気の上げ方」だけを知っても意味がありません。
根本的に「なぜやる気がでないのか」を理解しないといけないからです。
そして受験勉強のやる気がでない理由は以下の3つ。
もう少し理解していただくために、詳しく説明していきますね。
やる気がでない理由①「やるべきことが明確じゃない(遠くをみすぎている)」
やる気がでない人のほとんどが「合格」しか頭にありません。
受験勉強は試験を受けて、点数が高いひとが合格です。
つまり、注目すべきなのは「試験の点数を他の学生より取る」ことなんですよね。
やみくもに勉強しているから「大丈夫なのかな」と不安になり、やる気が削がれる。
そういった不安状態になるのを防ぐために、以下のこと把握しましょう。
よく「逆算しよう」なんて言われますけど、ほんとその通りですね。
どこに向かっていて、自分はどこにいるのか、ここをきちんと把握しておく必要があります。
受験で成功することを考えるのもいいですが、それだけだと足元の石で転んでしまいます。
目的地の方向を確認できたら、足元をみてコツコツ進めましょう。
「具体的な志望校の決め方」も解説しているのでぜひご覧ください。
やる気がでない理由②「ビジョン(未来)がみえていない」
「受験勉強いやだな〜」と愚痴を吐きがちな受験生は「ビジョン(未来)」がみえていません。
受験勉強をしてどうなりたいのか。どこに入学して、なにを勉強して、どういうことをしていきたいのか。
そういったことをみていないから嫌に感じるんですよね。
受験といっても、せいぜい1〜2年の戦いです。
つまり受験は「永遠の戦い」じゃないんですよね。
むしろその先の人生のほうが長い。
そう考えると受験勉強を嫌に感じる理由はないはずです。
将来の自分に楽をさせたいのか、いま楽をしたいのか。
天秤にかけて比較しても、明らかに「いま頑張る」ことが賢いとがわかるでしょう。
「受験勉強が楽しくない対策方法」と「受験勉強が楽しくなる5つの方法」も解説しているので、あわせてご覧ください。
先輩たちの体験談を読んでやる気をあげたい方は「受験勉強に役立つ3冊の本」も要チェックです。
やる気がでない理由③「『物理的な環境』と『人間関係の環境』が悪い」
物理的な環境
物理的な環境が悪い例は「部屋が散らかっている」です。
「別に関係ないもん」といいたくなるのもわかりますが、脳科学でみてもあまり良いことではありません。
人間は目の前が散らかっていればいるほど、集中力が落ちます。だれでも。
こう考えると、部屋はきれいなほうがいいですよね。
勉強するスペースだけでも綺麗にすると効果がありますのでお試しあれ。
人間関係の環境
やる気を削いでくるような人は周りにいませんか?
「どうせ無理だよ」とかいってくる人がいたら、すぐに離れましょう。
何度もいいますが、受験勉強は「他の受験生」と「自分との戦い」です。
理由もなく自分のやる気を削いでくるような人と絡んでいる暇はありません。
自分のために、距離をおきましょう。
また、勉強するといっているのに遊びに誘ってくる人も注意したほうがいいです。
本当の友達なら、受験勉強のことを考えてそっとしておいてくれるはずですらね。
ちなみに、「受験勉強で最初にすべき6つのこと」では環境の作り方等を解説しているので、あわせて読むと参考になると思います。
やる気なんて誰でもない。「やる気はでてくるもの」と理解しよう
「やる気がでないから勉強しない」という人がいるんですが、それは超絶もったいないです。
なぜなら、やる気は「勉強しはじめてからでてくる」から。
みんなやる気なんてありません。
なら、なぜ毎日勉強をしている方はできているのか?
それは「やる気は後からでてくる」ということを理解しているからです。
人間には「作業興奮」というのがあり、作業をしているとやる気がでてきます。
手足を動かしたり、脳を動かす事で側坐核に刺激を与え、やる気の元であるドーパミンが出ます。スポーツのウォーミングアップなど軽く体を動かすだけでもやる気になってくると言う事です。
つまり「やる気がでてきたら勉強する」は一生勉強しない、と言っているのと同じなんですよね。
「やる気だすために勉強するか」が正解です。
「やる気=後からでてくるもの」
ということを知っておきましょう。
受験勉強のやる気を上げる方法は5つ
さて、ここまで「やる気がでない理由」と「やる気の仕組み」について解説しました。
ここからはお待ちかねの「やる気を上げる方法」の紹介です。
「ぼくの偏差値を70にした一日の勉強時間とスケジュール」にも書いていますが、以下のことを意識すると1日10時間以上勉強も可能になります。
やる気をあげる方法①「25分のタイマーをセットする(ポモドーロテクニック)」
ポモドーロテクニックといって、集中力を使いこなす時間管理術があります。
ぼくが受験生のころは、このテクニンクを使って勉強していました。
実際のやり方としては、こんな感じですね。
25分は集中して、5分は水分補給で休憩といった感じです。
「この25分だけは集中するぞ」と考えると集中できるのでお試しあれ。
ちなみに、ぼくは小さいタイマーを使っていました。
理由は簡単で「スマホでタイマーセットするとTwitterとかみてしまう」からですね。
スマホは使い方次第では天使にも悪魔にもなります。
時間を吸い取られないように「スマホを使わないですむ環境」を作りましょう。
やる気をあげる方法②「やるべきことを明確にする」
「今日は英文法の〜〜について学ぶ」と具体的になにを勉強するのか決めましょう。
ここでやっちゃいガチなのが、「23ページまで勉強する」という決め方。
これだと「23ページまでこなす」のが目的になっちゃうので良くないです。
「どこまで」ではなく、「なにを」を意識しましょう。
やる気をあげる方法③「受験勉強が終わった未来のことを考える」
受験勉強がおわってから、高校や大学にはいってなにをしたいのか考えましょう。
趣味に没頭したいのか、将来したい仕事の勉強をしているのか。
なりたい自分を思い描くことと、自然とやる気がでてくるはずです。
あなただけでなく、誰しも「なりたい自分」になるためだったら頑張れるものなんですよね。
人生のなかで、受験勉強がすべてではありません。
もっとその先のことをみてみましょう。
具体的に「受験勉強が不安で怖い人向けの対策方法」も解説しているのであわせてどうぞ。
やる気をあげる方法④「勉強したくなる環境を作る」
「ここで勉強してる自分かっこいい」とナルシストになりきって環境を作りましょう。
机の上はきれいさっぱり。勉強するときしか物を置かない。
「やる気がでない理由」で解説しましたが、人間は散らかっていると集中できません。
集中できないと勉強も進みませんし、理解できるものもできなくなる。
そうなってしまうと「やる気」はどんどんなくなってしまいます。
自分が快適に勉強できる環境を作ってみましょう。
「受験勉強に役立つおすすめ道具3つ」も紹介しているのでぜひご覧ください。これ以外に文房具とか買っても意味ありませんので。
勉強している感覚をなくして、成績を伸ばしたいなら「スタディサプリ」を使うといいですよ。
やる気をあげる方法⑤「とりあえず勉強道具を開く」
最終的に、これがかなり効きます。
もうなにも考えずに勉強道具を開きましょう。
「今日は〜章のページを開く」という行動を目標にするのもいいでしょう。
「勉強=数時間机に向かう」という思い込みが入っているとやる気はでません。
もっと行動へのハードルを下げてあげて、「参考書を開く」だけでもしてみる。
作業をはじめるとやる気がでる「作業興奮」について解説しましたが、ここでも同じことをいえます。
ただ参考書を開いただけなのに、ふつふつとやる気がでてくるんですよね。
ぼくの場合、開くページを付箋などで決めていて、そこをぱっと開くことだけをしていました。
ちょっと勉強に興味が湧いてきたら、タイマー25分をセットして集中する、ということです。
名言なんかみてる暇あったら勉強しましょう
あなたも「受験勉強 名言」とか調べたかもしれませんが、ぶっちゃけ意味ないです。
そんなの調べてる暇あったら、勉強するか今後のことについて考えましょう。
といっても、「勉強」について考えるのは嫌かもしれませんね。
そんなあなたに知っておいてほしいのは、受験勉強は考えれば考えるほど楽になるということ。
考えてないから大変なだけなんですよね。
考えると、どのように勉強して、なにを勉強するのか迷わなくなるし、不安になんてなりません。
受験勉強だけに限らない話ですが、「人生は賢い人、賢くなろうとする人が勝つ」というのが真理です。
今日の努力が、明日の自分を楽にさせる、ということを理解しておきましょう。
それでも「やる気がでる名言を知りたい」というのなら「受験勉強に役立つ名言をお伝えします」をご覧くださいませ。
受験勉強に関する2ch(5ch)のスレッドをみてしまう方は「大学受験サロンをみればみるほど合格から遠ざかる」もあわせて読んでおきましょう。
おわりに「受験勉強は戦略ゲームだ」
受験勉強は、ほかの学生との勝負です。
周りよりテストの点数をとったら勝ちという戦略ゲーム。
効率的な勉強をしたいなら、コツを掴むまでの「勉強量が」必要です。
そして量をこなすためにはモチベーション、やる気が必要になります。
つまり、受験勉強で勝ちたいなら、自分のやる気を操作することが最優先ということです。
勉強をガチりたい方は「受験勉強に役立つたった1つの漫画」を読み、戦略を練ることをおすすめします。
やる気を操作をするための方法を、ここでおさらいしておきましょう。
- やるべきことが明確にしよう
- ビジョンがみえるようにしよう
- 「物理的な環境」と「人間関係の環境」を良くしよう
- 名言なんかみてる暇あったら勉強しよう
- 「やる気」は勉強してたらでてくるもの。
- 25分のタイマーをセットする(ポモドーロテクニック)
- やるべきことを明確にする
- 受験勉強が終わった未来のことを考える
- 勉強したくなる環境を作る
- とりあえず勉強道具を開く
正直にいうと、やる気がない、と言うひとは「工夫をしていない」だけです。
モチベーションを上げるのは実は簡単で
✔︎とりあえず手を動かしてみる
✔︎ビジョン(未来)を妄想する
✔︎やるべきことを明確にする
✔︎1回の作業時間を25分に制限する
✔︎モチベーションはあるものじゃなく、でてくるものだと知る
やる気がでない、という人は工夫をしていないだけ🤔
— りっくん × 瞬間男子 🌱 (@rikkunblog) 2018年9月10日
どうすればやる気がでるのか、なぜやる気がでないのか、を理解するだけでも違ってきます。