という方におすすめの本があります。
それが「20歳の自分に受けさせたい文章講義」です。
「なぜこの本がオススメなのか」を本記事で解説していきます。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」がオススメな理由
ずばり、読まれる文章の根本的な仕組みを知れるからです。
他の文章術の本では、「同じ語尾を連続で使わない」などの小手先について解説しているものが多いですが、この本は違います。
- 文章とはなんなのか
- どういった文章が読まれるのか
をとてもわかりやすく解説しています。
しかも、読みやすすぎて、声にだして読んでも違和感がないぐらいです。
ちなみに、内容が素晴らしすぎてマインドマップにしました。

この中から、特に発見だったことを解説していきますね。
解説するのは以下の2つです。
サクッと紹介していくね
①読者は文章コンテンツに3つの要素を求めている
読者はコンテンツに3つの要素を求めています。
それがこちら。
読者が求める3要素
- 情報収集(既存知識)
- 目からウロコ(新規知識)
- 背中の後押し(行動の促し)
なぜ、この3つの要素が必要なのか。
理由は明確でして、「バランスよく入っていないと読みにくいから」ですね。
もし偏った内容だと読者は以下のようになります。
もし偏っていたら…
- 情報収集ばかりだと「知ってることばかり…」
- 目からウロコばかりだと「ぶっ飛びすぎてついていけない…」
- 背中の後押しばかりだと「なんか押し付けがましい…」
この記事に含まれている3つの要素を分解してみましょうか
本記事の3要素
- 情報収集「文章には読まれるものと読まれないものがある」
- 目からウロコ「読者はコンテンツに3つの要素を求めている」
- 背中の後押し「もっと詳しく知りたい方は本を買ってみてね」
つまり、読者が知っていること(情報収集)を含めつつ、読者が驚く内容を書く。最後には行動を促してあげる。
非常にこの3つのバランスが重要です。
文章は「行動や感情を動かす」ためにあるので、特に最後の【背中の後押し】をなくすと、結局どうしたいのかわからない感じになってしまいます。

ポイント
読者は文章に「情報収集」「目からウロコ」「背中の後押し」を求めている。
②読みやすい文章とそうでないものの判断基準は「論理が破綻しているかどうか」
ブログなどを読んでいて「この記事読みやすいな…」「この記事読みにくいな…」と感じることありませんか?
そう感じるのは【論理が破綻しているかどうか】が関係しています。
文章は「橋」みたいなものでして、端っこ同士を繋げるために必要な要素が【論理】です。
途中で話がぶっ飛んで論理がつながっていないと、橋は崩れてしまい読者が渡れなくなります。
読者が橋を渡れない、つまり「読者が文章を読んでくれない」ということ。
ほんとシンプルな話ですが、「文章の繋がりに違和感がないか」が最重要なのです。
もし、あなたがここまで文章を読んでいるなら、無事「論理が破綻していない文章」がかけていたということでしょう。
「論理が破綻しているか、はどうやってみるの?」と思ったかもしれませんね。
チェック方法も本書で解説されていました。
論理破綻のチェック方法
- 接続詞が入るかどうか
- 図や映像にできるかどうか

論理破綻のチェック方法①「接続詞が入るかどうか」
論理が通っている文章は接続詞がなにかしら入ります。
接続詞は「文章の繋ぎ」だからです。
▲上記の文章も接続詞が入ることがわかりますよね。
論理が通っている文章は接続詞がなにかしら入ります。
(なぜなら)接続詞は「文章の繋ぎ」だからです。
「省け!シンプルにしろ!」と言われいて、邪魔者扱いされている接続詞ですが、文章の意味が通っているかどうかのチェックに使えるのです。
逆に「接続詞が入らない文章」が続いたら、論理が破綻している可能性が高いです。
つながらない文章は「内容の関連性がない」内容になっています。
まったく関係ない話を繋げて許されるのは日記ぐらいですし、どう考えても論理が破綻しています。
もし、書いた文章が読まれないなら「接続詞が入るかどうか」をみてみましょう。

ポイント
論理が破綻していない文章には「接続詞が入る」
論理破綻 のチェック方法②「図や映像にできるかどうか」
論理が通っている=意味がつながっている です。
意味がつながっている文章は図にできます。とても簡単に。
例えばですが、文章を分解してそれぞれの要素を書き出したとします。
それぞれ関連性があるものに矢印などを書き込んだらどうなるでしょうか?
論理(意味)が通っているものは綺麗に図にできますが、そうでないものはぐちゃぐちゃになりますよね…。
論理破綻していない文章は非常に簡単に図にできるのです。
映像も同様。
文章を読んで、なにかしらの映像が頭のなかに思い浮かんだからオッケー。
思い浮かばなければ、内容の繋がりがない可能性が高い。論理破綻している証拠ですね。

ポイント
図や映像にできなければ論理破綻している
おわりに「読まれる文章は論理がきちんと組まれている」
「読まれる文章とは論理が破綻していない文章である」
このことを本書ではずっと書かれていました。
なぜなら、論理が破綻していると読者は読まないから。
この記事で例えてほしいんですが、文章についての内容なのに突然『マクドナルド』の話をしはじめたらどうでしょうか?
なにが言いたいのかわからなくなって、読むのをやめちゃいますよね。
つまり、読まれない文章は論理が成立していなくて、者に違和感をもたせてしまうのです。
もし、あなたがここまで読んでいるなら「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の効果があったという証拠になります。
