世界が変われば殺人も善となる。パラドックス13


 

人はどの状況までそういうことを言い続けられるのか。

さっと読むための目次

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あらすじ

13時13分13秒、街から人が消えた。
無人の東京に残されたのは 境遇も年齢も異なる(?)13人の男女。
なぜ彼らが選ばれたのか。 様々な天災に見舞われ、瓦礫の山と化した街。
彼らの共通点とは一体?

「世界が変われば善悪も変わる。殺人すらも善となる。」

 

一気に読んだ感想

全体的に読んでいて入り込みやすい印象

天災(雨、地震、津波らしきもの)が多く、頭の中では、震災時の映像が流れていました。

 

街から人が消えたことに関して、もう少し説明が欲しかった

P-13」という現象によるもの。といった表現しかなく、設定が曖昧でした。

その辺の説明があとがきとかに、少しでもあればよかったですね~。

 

登場人物の内訳

男性:女性

 8   :  5

名前→特徴

」久我 冬樹(くが ふゆき)→所轄の刑事、主人公でもある。
」久我 誠哉(くが せいや)→冬樹の兄でキャリア組警察官、リーダー的存在
」白木 栄美子(しらき えみこ)→ミオの母親
」白木 ミオ(しらき みお)→栄美子の娘
」新藤 太一(しんどう たいち)→食いしん坊、ムードメーカー
」中原 明日香(なかはら あすか)→女子高生、逆境に強い
」富田 菜々美(とみた ななみ)→看護師
」山西 繁雄(やまにし しげお)→老人、一言一言が皆を変える
」山西 春子(やまにし はるこ)→山西繁雄の妻
」戸田 正勝(とだ まさかつ)→建設会社の専務
」小峰 義之(こみね よしゆき)→戸田の部下
」勇人(ゆうと)→アパートで生存していた赤ん坊
」河瀬(かわせ)→ヤクザの男、SF小説好き

 

基本的に久我(兄)がリーダーとして行動

あらすじにもある通り、人がいないため法律が当たり前ながら無効なわけで。

何度も「秩序とは?」という場面がでてきます。よくある人間の葛藤ですね。

 

まとめ

基本的に、登場人物全員チート級の精神の持ち主!!

僕だったら1週間でギブアップです(笑)

 

一番印象強い発言は、現代の人類に向けてのメッセージに見えた

途中での山西 繁雄の発言。

人間はこれまで、好き勝手なことやり過ぎてきた。そろそろ天罰が下ってもおかしくなかった。

現代での様々な問題に対して言っているようにも、捉えることができました。


文庫本にしては562ページと多めですが、終始ハラハラしながら読めた一作でした。

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